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契約書を通して相手をチェックする
契約書のページ数が少ない場合
契約書のページ数が少ない場合、その契約書は、十分に検討がなされていない可能性があります。
つまり、その取引の相手方は、「契約書の内容=取引内容」を十分に検討していない可能性があります。
契約書というのは、ページ数が多ければ多いほどよい、というほど単純なものではありません。
しかし、しっかりと検討された企業間の取引のものであれば、それ相応のボリュームになるものです。
具体的には、A4で12ポイント程度のものであれば、10ページ程度にはなります。
ところが、世の中に出回っている企業間の契約書の多くは、それほど内容の検討がなされていないためか、数ページ程度のものばかりです。
ひどいものだと、1〜2ページ程度ものまで存在します。
さて、相手方が用意する契約書のページ数が少ない原因は、いくつか考えられます。
@相手方(またはその相手方が依頼した専門家)の実務能力が低いため、取引の実態を反映した契約書を用意できなかった。
A両者の間で取引内容自体の検討ができていないため、契約書に取引内容を反映させることができていない。
Bそもそも、契約書(=取引内容)自体に関心がない。
C相手方が、こちらの契約実務能力を推し量るため、わざとページ数が少ない契約書を用意して、様子を伺っている。
それぞれ、次のような理由が考えれます。
@の場合
取引の実態を反映していないわけですから、トラブルになった場合どころか、実際に取引を進めていく場合にさえ、契約書が、取引の支障となってしまう可能性があります。
Aの場合
取引内容自体の検討ができていないわけですから、実際に取引を進めていった際に、もし少しでも取引に支障が出た場合、お互いに、自分にとって有利な取引内容であるかの主張をします。
Bの場合(最も多いパターン)
「契約書の内容=取引内容」ということを理解していないため、そもそも、取引内容自体に関心がない可能性があります。
取引内容自体に関心がないということは、それは企業としてのサービス内容に関心がないということになります。
特に、本業に関する契約書に関心がない企業は、それだけ、自社のサービスに関心がない、ということになります。
このような話は、ひどい話のように思われますが、実際には、自社のサービスさえろくに検討していないまま営業活動をしている企業は、いくらでもあります。
Cの場合
このような理由であえてページ数の少ない契約書を提示してくるような相手方は、極めて実務能力が高いように思われます(それだけ、数は多くありません。)。
つまり、交渉の方針として、「手の内をできるだけ見せない」という姿勢で、交渉に臨んでいる可能性があります。
以上のように、いずれの場合も、ページ数が少ない契約書というのは、あまり好ましいものではありません。
むしろ、警戒するべきものです。
ですから、相手方からページ数の少ない契約書を提示されてた場合は、慎重に検討するべきです。
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